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5.102020
国際結婚手続きの方法とは(フランス編)

国際結婚手続きの方法とは(フランス編)
【結婚手続きと在留資格(ビザ)】
国際結婚をして日本で一緒に暮らしたいと思ったとき、必要な手続きは大きく分けて2つあります。
「婚姻手続き」と「在留資格(ビザ)を取得する」という手続きです。
在留資格(ビザ)について詳しくは、
をご覧ください。
ここでは、婚姻手続きの方法を確認してみましょう。
フランス人との国際結婚手続き
日本の役所とフランスの役所の両方で手続きが必要です。
日本とフランス、どちらから手続きをはじめても構いませんが手順と必要な書類、手続きにかかる日数などに違いがあります。
必ず最新情報の確認を!!
国際結婚の手続では最新情報の確認をおこたらないようにしましょう。
国境をまたぐ手続きでは、思わぬ法律や運用方法の変更で時間がかかり思うように進まないことがあります。
最初にしっかりと確認をして計画的に進めていきましょう。
在フランス日本国大使館
https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/mariage.html
駐日フランス大使館
https://jp.ambafrance.org/-Japonais-
日本で先に婚姻手続をした後にフランスで手続する場合
手順
①在日フランス大使館で婚姻要件具備証明書の取得
↓
②日本の市区町村役場に婚姻届を提出
↓
③在日フランス大使館に報告的届出をおこなう
①在日フランス大使館で婚姻要件具備証明書の取得
必要書類
【日本人が用意する書類】
・戸籍謄本とフランス語翻訳文
・フランス大使館が指定する質問票
・パスポートまたは運転免許証など顔写真入りの身分証明書写し
【フランス人が用意する書類】
・出生証明書
出生地の管轄の役場で取得
発行から3か月以内のもの
・フランス大使館が指定する質問票
・フランス国身分証明書またはフランス国籍証明書の写し
・パスポートの写し
②日本の市区町村役場に婚姻届を提出
必要書類
・婚姻届
・①で取得したフランス人の婚姻要件具備証明書
・日本人の戸籍謄本
(本籍地の市区町村役場に提出する場合は不要)
・フランス人のパスポート
これらの書類を提出し、受理されれば日本での婚姻手続は終了です。
③在日フランス大使館に報告的届出をおこなう
必要書類
・婚姻届出記載事項証明書
アポスティーユ認証付きのもの
フランス語翻訳文を添付する
・フランス戸籍への登録申請書
フランス大使館のホームページでダウンロード可能です。
これにて日本・フランス双方の手続が完了しました。
フランスで先に婚姻手続をした後に日本で手続する場合
手順
①フランスの役所へ必要書類を提出する
↓
②フランスにある日本国大使館に報告的手続きをおこなう
①フランスの役所へ必要書類を提出する
必要書類
【日本人が用意する書類】
・アポスティーユ認証を受けた戸籍謄本
手順
日本の本籍地役場にて戸籍謄本を取得
↓
外務省にてアポスティーユ認証を受ける
アポスティーユ認証を受けた戸籍謄本を取得した後、フランスにある日本国大使館にて下記書類を取得する。
・出生証明書
・習慣証明書
・独身証明書
【フランス人が用意する書類】
・出生証明書
出生地の管轄の役場で取得します。
・居住証明書
出生地の管轄の役場で取得します。
②フランスにある日本国大使館に報告的手続きをおこなう
必要書類
・婚姻証明書 日本語翻訳文を添付する
(フランスの役場で取得)
・フランス人のパスポート 日本語翻訳文を添付する
・日本人の戸籍謄本
・日本人の滞在許可証の写し
以上の手続にてフランス・日本双方の婚姻手続は完了です。
参考情報
〈アポスティーユ認証の依頼先〉
外務省 領事局領事サービス室証明班
東京都千代田区霞が関2丁目2-1
電話:03-3580-3311(代表) 内線:2308,2855
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000551.html
外務省 大阪分室
大阪市中央区大手前4丁目1-76 大阪合同庁舎第4号館4階
電話 06-6941-4700
アポスティーユ付きの戸籍は1通で足りますが、その他、日本への婚姻届のためにも戸籍謄本(または全部事項証明)が必要になります。
前もって余分に戸籍謄本または全部事項証明(アポスティーユなし)を2~3通準備しておくとよいでしょう。
その他参考記事
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